トゥルムミトン+1を利用した受け流し型魔剣装備セット

トゥルムミトンという装備があります。受け流し時HP+75(HQは+100)回復というオンリーワンのプロパティが目立つ装備です。

これ以外にも高いHPと魔回避を持つのでこちら目当てに選択している方も多いかと思います。

競売に在庫がなかったので、材料を集めてLSの方のつてで座ってもらったらなんとHQができてしまうという幸運により入手したので 装備セットに組み込みました。

受け流し時回復の性能特性

受け流し時回復はファランクスやリジェネに似た性能特性を持ちます。 この3種類に共通する性能特性を端的に言うと「弱い相手にとても強い」性能になります。

ファランクス&リジェネについて


素で1発30ダメージしか喰らわないならファランクスをかけておけば被弾0ですし、 諸々込みで1分間に600ダメージ弱しか喰らわないならリジェネIVを維持する限り死にません。 満タン時に発動したリジェネは無駄にはなりますが、リジェネの回復量を突破されなければ巨視的にはHPが回復していきます。

単独で見たときのファランクスとリジェネの性能特性の違いとして、 ファランクスは敵が何体いようと関係ない(被弾0に抑えられる敵であれば何体持っても結局被弾0)なのに対し、 リジェネは例えば200ダメージ/分くらう敵だと3匹を超えると突破されるという点があります。

実際には併用できるので、ファランクスとリジェネにはシナジーがあります。 リジェネ単独よりもファランクス併用すればリジェネ回復量を突破されづらくなります。 通常攻撃はファランクスで被弾0だとしてもクリティカルやWSや魔法でファランクスを突破されることがあります。 そうなると巨視的に見れば回復しなければいつかは削られて死にます。 しかしリジェネを併用すれば多少の被弾もリジェネ範囲内なら多少の被弾は勝手に回復してしまうため問題ないといえます。 といった風に、お互い補いあって「弱い相手にとても強い」性能を発揮します。

受け流し時回復について

例えば受け流し率25%だとして、100回殴られると25回前後受け流し発動すると期待できます。 そうするとトゥルムミトン+1では最大2500HP回復します。

間隔240の敵は1分間に15回殴ってきますので、この敵から1分間に375HP程の回復を得られることになります。 トゥルムミトン+1自体がリジェネ+6ですので、あわせて最大495HP/分のリジェネがついてるようなものです。 リジェネ3よりは強く4よりは弱いという程度の数字ですが、リジェネと共存できます。

受け流しは抜刀して敵が正面にいれば発動しますので、受け流し時回復は敵が増えれば回復量が増えます。 これはリジェネと大きな違いです。敵が増えても問題ないという点ではむしろファランクスに近い特性と言えます。

100回殴られる例ですと、回避はボトムで5回、25回受け流して、差し引き70回殴られても最大2500HPまでは回復しますので、擬似的にファランクスに換算するなら2500/70=最大35ダメージカットに相当します。 (※ この疑似ファランクス換算は怪しげな計算です。鵜呑みにされませんよう。) 魔剣のファランクスは素で31カット、FUバンドやテーオンオグメで19、秘術オグメ込なら最大でファランクス+27できます。 50-58カットのファランクスに加えて約35カット相当ですので、受け流し範囲にいる敵物理攻撃であれば擬似的に85-93相当のファランクスを得られるようなものです。

Apexカニ程度の敵であれば、数匹タゲを抱えたまま白フェイスなしでシャントット2とイロハ2に倒してもらうまで耐え続けたりできます。


殴られた回数に応じて回復する量も増えるという性能特性がとりわけ有効に機能するのは、敵の数が多いときや敵の手数が多いときです。 アンバス等でたくさんの雑魚を抱えるとき(例えば今月のソウルフレア+インプ)、それに百烈拳を使ってくる敵に対して極めて強力です。

装備シナジーについて

受け流し時回復はインクァルタタ(受け流し)とシナジーがあります。これらのプロパティを積むと相乗効果で強くなるということです。

例えば受け流し率40%になったとすると、前述の100回殴られたときの回復量が最大4000HPになります。 これはリジェネ回復量でいえば600HP/分、疑似ファランクス換算でいえば57カットに相当します。さてさてだいぶ強力に見えてきませんか?

受け流しスキルによる受け流しは強い敵相手だとボトムを抜けないですが、 インクァルタタおよび受け流し率プロパティは敵の強さによらず固定値で効果を発揮するようです。 ですが残念なことにこのような装備はあまり選択肢がありません。 現在あるのはインクァルタタだとERレグガード+1(タタ+2)、オーグマケープ(タタ+3)、トゥルムレギンス(NQタタ+4/HQタタ+5)、 受け流し率だとオーグマケープオグメ(受け流し率+5)だけです。

しかしながら、インクァルタタにはキャップがあるのではないか?という検証結果があります。 マスター特性+ERレグガード+1とオーグマケープでほぼキャップしてしまうようです。

ただし、オーグマケープにアブダルスの樹脂でつける受け流し率+5についてはインクァルタタのキャップには引っかからずにその分受け流しが伸びると解釈できる検証結果があります。 インクァルタタキャップと受け流し+5マントにより青龍に40%近く受け流し発生するという結果もあります。

これらを踏まえて、受け流し装備セットにはトゥルムレギンスは不採用。理由は:

  • インクァルタタの恩恵はキャップのため中途半端
  • 魔回避は高いものの対抗馬のERレギンス+1も高魔回避
    • トゥルムのNQ+137 HQ+147に対して、ERは魔回避+107 全属性+25で実質魔回避+132
  • カットがないためマントに受け流しをつけた場合の装備調整が難しくなる

以上を踏まえた受け流し装備セット

通常時

  • メイン: エーティル
  • サブ:メンシストラップ
  • 投擲:ストンチタスラム
  • 頭:トゥルムキャップ
  • 胴:FUコート+2
  • 手:トゥルムミトン+1
  • 脚:ERレグガード+1
  • 足:ERグリーヴ+1
  • 首:ロリケートトルク+1
  • 腰:フルームベルト
  • 耳:玄冥耳飾り
  • 耳:オノワイヤリング+1
  • 指:守りの指輪
  • 指:月明の指輪
  • 背:オーグマケープ (HP+60 回避+20 魔回避+30 敵対心+10 受け流し率+5)
  • 合計:
    • 受け流し時HP+100 インクァルタタ+5 受け流し率+5 魔回避+568 全属性+25 リジェネ+18
    • HP+630 敵対心+37 被ダメージ-30 被魔法ダメージ-2 被物理ダメージ-22 被物理ダメージII-5
胴をFUコート+3 またはサブをメンシストラップ+1にすると投擲をヤメラングやホミリアリなど別なものにすることができます。
エピオは来月納品です。

敵対着替え

  • メイン:エーティル
  • サブ:メンシストラップ
  • 投擲:ストンチタスラム
  • 頭:ラビッドバイザー
  • 胴:エメットハーネス+1
  • 手:トゥルムミトン+1
  • 脚:ERレグガード+1
  • 足:ERグリーヴ+1
  • 首:ロリケートトルク+1
  • 腰:フルームベルト
  • 耳:オノワイヤリング
  • 耳:オノワイヤリング+1
  • 指:守りの指輪
  • 指:月明の指輪
  • 背:オーグマケープ (HP+60 回避+20 魔回避+30 敵対心+10 受け流し率+5)
  • 合計:
    • 受け流し時HP+100 インクァルタタ+5 受け流し率+5 魔回避+512 全属性+25 リジェネ+8
    • HP+641 敵対心+53 被ダメージ-22 被魔法ダメージ-3 被物理ダメージ-29 被物理ダメージII-5
魔剣は下手すれば戦闘時間の1/4〜1/3くらいは敵対装備をしていると思います。受け流しを活かすためにトゥルムミトンと受け流しマントは敵対装備時にも組み込んでみました。これで敵対心が足りるようなら良し、足りないようなら受け流しは諦めて敵対心を盛る微調整をします。(例えばマントをカット付きに変えて首手頭を敵対心付きに変更)