何かと便利なフェイスですが、現状では後衛ジョブよりも前衛ジョブのほうがフェイスをより有効に活用できると思います。
要因は色々あるのですが、例えばこんな感じ
  • 前衛が必要とする白、支援、盾フェイスはかなりの強敵相手にも機能する
  • 後衛が必要とする連携役はトス待ちばかりで扱いづらい
  • 物理フェイス達はそもそも手数が少ない上に、狙った連携を出させるのが大変
以前の学者ソロジョブポ記事でやったような一工夫しないと、なかなか狙った連携を出させるのが大変です。
 


前衛ジョブソロでApexやらギアスNMやらアンバスをやるときを想定したフェイス選びについて考察したいと思います。

まずは手数キャップ

何はさておき、手数キャップ=ヘイストを確保するのがまずは第一歩です。
魔法枠ヘイストキャップ(+43.75)するのにはヘイストII(+29.9)と栄光マーチ(+15.9〜)が手っ取り早く、基本的に赤フェイス+詩人フェイスを選ぶことになると思います。

赤フェイスの一長一短

  • キング
    • ◎ 開幕ディアIII
    • ○ ヘイストII の効果時間が長い
    • ○ タゲ持ちにファランクスII
    • ○ ナ系、イレースを使う
    • ○ HPが高く割と硬い
    • △ディスペルは使わないがディスペル技を使う
    • × 殴る
    • × アルカナキラーに怯む
    • × 可能なときは常にMBファイガでMPを枯らす
    • × メッタ打ちで連携を潰す
  • コルモル
    • ◎ 殴らない、近寄らない
    • ○ タゲ持ちにファランクスII
    • ○ コンバ持ち
    • ○ ディスペル持ち
    • ○ ディストラ持ち
    • △ ディアIIIを使うが優先度が低い
    • × ナ系なし
    • × 妙にMPの持ちが悪い
  • アシェラ
    • ◎ 範囲回復技持ち
    • ◎ ヘイストI がかかっていても ヘイストII で上書きする
    • ○ ディスペル持ち
    • ○ 魔命高い
    • × ディアを使わない
赤はどれも一長一短でこいつで決まりというのはありません。
キングの開幕必ずディアIIIを使う性質は特筆すべきもので、クルタダも一緒に出していればこれにライトショットを合わせてくれます。これはApexジョブポやソロ詰みのような連戦では非常に有用です。
一方で溶解、核熱、光連携を出すとMPが枯れるまでMBファイガをする欠陥があります。このためキングで連戦コンテンツをするならば闇系の強力な連携ができると有効に働きます。闇系の連携しかしなければMPが枯れることもほとんどないし、敵をむやみに巻き込むことも(あまり)ありません。ギアスやアンバスのように毎回回復するコンテンツではこの欠点はそれほど気になりません。

コルモルは一見便利そうだけど中途半端です。私はあまり出しません。せめて開幕ディアIII固定があれば使ったのですが、ディアIIIの優先度が低くいつ使うのか微妙です。Apexなどでは使う頃には瀕死ということもあります。
ただ、赤の中で接近しないのはコルモルだけなので、どうしても赤が近づくとまずいケースでは使いみちがあるとは思います。
また、前衛だとあまりないですが、後衛の場合にどうしてもアヤメにトスさせたい場合等にディストラが必要なときがあります。

アシェラは範囲回復、高い魔命で対強敵用の赤という感じです。致命的な強化を持つ敵相手では高魔命ディスペルが頼りになります。
おそらく赤ではこいつだけですが、ヘイストをヘイストIIで上書きします。効果1分で切れる範囲ヘイストIIでヘイストIIをすぐ切らし、しかも本人はヘイスト1しか詠唱できなくてヘイスト1をかけてくる兄様の欠点を補える強みがあります。
もしこいつが開幕ディアIIIしてくれたらこいつだけでよかった。

マーチを怠る詩人フェイスが憎い

  • ウルミア
    • ○ マーチ+マーチを使う
    • ○ スケルツォを使う
    • × 魔道士のバラードを使う
    • × 魔道士のバラードIIを使う
  • ヨアヒム
    • ○ マーチ+マドリガルを使う
    • ○ ケアルと状態異常回復を行う
    • ○ エレジーを行う
    • × 自分のMPが減るとバラードを使う
    • × 自分のHPが減るとピーアンを使う
これはまあ言わずもがなですね。ギアスなんかだとリジェネリフレシュが豊富で、ヨアヒムの使い勝手が割といいです。
Apexなんかだとどうしても範囲食らってヨアヒムがバラピーするので、ウルミアを出してPT全体のMP消費を何とかする方向でしょうか。

手数の別解




二刀流ジョブであれば、マリグナス実装による潤沢なSTPにより、二刀流側で手数キャップさせるという別解が再発見されました。
特に有効なのは自己ヘイストII可能な赤青でしょうか。赤青であればフェイスの赤詩人を両方省略することもできます。赤であればストライにより手数もそれほど減らさずしかも自己ディアIIIできますのでこのやり方にもっとも向いていると思います。
青はフルマリグナスにするとマルチが物足りず、ディアはないのでフェイスに頼るかサポ赤にするしかないなどの懸念はありますが、特性二刀流を調整可能なので装備も柔軟に対応できるのが強みかもしれません。
メインで二刀流特性を持つ忍シ踊も赤フェイスのみにして詩人を省けるかもしれません。

攻防比を稼げるフェイスは少ない

  • ◎ シルヴィ:インデフューリー、エントラフレイル
  • ○ クルタダ:カオスロール、ライトショット
  • ○ キング:確定開幕ディアIII
  • △コルモル:ディアIII
  • △アシェラ:ガイディングライト(効果時間短い)
  • △ユグナス:フォトトロフラース(効果時間短い)
  • △ヨアヒム+ウルミア:両方出してバラピーしない状況ではマチマチマドメヌになる
攻防比を稼げるフェイス支援はそれほど選択肢がありません。
圧倒的なのはシルヴィで、インデフューリーは実測値で攻約+37% エントラフレイルはカタログスペック通りなら防-14.8%
クルタダもかなり強く、出目やジョブボーナスによりますがカオスロールは攻+6.25%〜+41.02%、さらにライトショットでディアIIIを防-20%→-23%に強化します
開幕で必ずディアIIIを入れるキングはクルタダのライトショットと相性がよいです。
攻防比を稼ぐならシルヴィ+クルタダ+キングが鉄板です。こいつらの能力に、PC側の攻撃アップ(バーサク、ラスリゾ、N.メディテート等)と防御ダウン(鳳蝶、アマブレ、テネブラ、アンゴン等)を加えるとソロでも攻防比キャップにかなり近づけることができます。

例としてカオスロールがジョブボーナスなしラッキー(+25%)でフューリー(+37%)、フレイル(-14.8%)ディアIII(-20%)ライトショット(-3%)を使ってドー門で一番防御が高いLv130のApex Crab防1253を叩くとすると(PCの攻は仮に1200とします):
  • 攻撃:1200*1.25*1.37=2055
  • 防御:1253*(1-0.148-0.23)=779
  • テネブラ時防御:1253*(1-0.148-0.23-0.2)=528
  • 攻防比:2055/779=2.63
  • テネブラ時攻防比:2055/528=3.89
片手武器ならテネブラ(-20%)で防御を下げてやるだけで攻防比キャップ(3.75)まで持っていけることが分かります。

その他の攻撃支援


あまり選択肢がありません。リリゼットII(ラウジングサンバ)やアレヴァト(ブラッドレイジ)などが対ウナギタイムアタックフェイスとして有名でしょうか。

  • ◎ヨランオラン
  • ◎アプルル
  • ○ユグナス
  • ○クピピ
  • ○ミリアリアポー
ヨランとアプルルは文句なく優秀です。シルヴィとトレードオフになるのが難点。
ユグナスは癖があるものの所属ユニティによらず使える強みがあります。ヘイストしないでくれれば文句ないのですが。
クピピ、ミリアリアポは離れる白の動きが困るときに使います。

  • ◎AAEV
  • ○オーグスト
  • ○アムチュチュ
  • ○AAHM
  • ○トリオン
強前衛でシルヴィ+クルタダ+キングでガチ殴りすると盾がタゲを取り切れなくなったりします。そういう場合は諦めて自分で盾をしましょう。

その他

  • ◎セルテウス
  • ○イロハII

対強敵用決戦兵器セルテウスは言わずもがなですね。

対Apex編成例

  • シルヴィ
  • ユグナス
  • キング
  • クルタダ
  • ウルミア
シルヴィキングクルタダで攻防支援、ウルミアでマーチ支援して、自分でタゲを持つ編成。戦暗侍竜モシ等の前衛向け編成です。闇連携すればキングもファイガできません。
青や赤なら二刀流を整えてウルミアを外し、リリゼットII辺りを入れるのも手。闇連携がいまいち強くないのでキングは悩みどころですが。




動画は、まったく同じ装備でフェイスをAAEV ユグナス クルタダ アシェラ ウルミアから、シルヴィ ユグナス キング クルタダ ウルミアに変更してドー門Apex Batsを叩いた模様です。
1戦目はスタダ>ソニスラ>インパルスの闇連携を2回で丁度倒せるくらいでした。
2戦目の前にフェイスを入れ替え。2戦目は序盤にフューリーフレイルがかかっていないのでちょっと時間がかかっていますが、3戦目4戦目はスタダ ソニスラ インパルスの連携1回で倒せています。